年越し蕎麦(年越しそば)の食べ方|食べる理由とタイミング
早いもので今年も一年が終わろうとしています。
年を重ねるにつれ、時が過ぎるのがどんどん早くなっており、恐怖すら感じるアラサー主婦でございます(*_*;
さて、みなさんは1年の終わりに何を食べるでしょうか?
年越しに何を食べるでしょうか?
そうですね。年越し蕎麦(そば)ですね!
私も毎年特に何も考えず食べています。
ではなぜ日本人は1年の最後に年越し蕎麦を食べるのか、年越し蕎麦を食べるルールがあるのか。
今回は、年越し蕎麦について書いていきます。
年越し蕎麦(年越しそば)とは
年越し蕎麦とは、大晦日に縁起を担いで蕎麦を食べる日本古来の風習です。
この風習は、江戸時代ころから人々に定着したと言われていますが、起源については諸説あり、真偽が定かではないので今回は割愛します。
年越し蕎麦を食べる理由、込められた意味
年越し蕎麦は、縁起物として長く日本人の生活に定着しています。
年越し蕎麦に込められた意味、願いも多く存在しますが、その中のいくつかを紹介します。
長寿延命のため
蕎麦は、長く伸ばし細く切ってできる食べ物なので、「長寿延命」の縁起を担いで1年の終わりに食べるようになったと言われています。
一年の厄災を断ち切り、新年を幸運で迎えられるように
蕎麦をすぐに切れることから、1年の終わりに食べることで、その年の厄災を断ち切り、新年を新たな気持ちで迎えられるように食べるようになったと言われています。
無病息災のため
蕎麦は、激しい風雨にさらされても、日光を浴びることで再び元気になる強い植物であることから、「無病息災」のため食べられるようになったと言われています。
金運向上のため
金銀細工師が、飛び散った金や銀を集めるためにそば粉を使ったことから、「金を集める」というゲン担ぎで食べられるようになったと言われています。
年越し蕎麦の食べ方
食べるタイミング
私の家では、毎年大晦日の夕食に家族とテレビを見ながら年越し蕎麦を食べるのが恒例行事となっています。
知り合いや友人に聞いても、年越し蕎麦を食べるのは
- 大晦日の昼食
- 除夜の鐘が鳴り始めたら
- 年越し蕎麦なので年越しのタイミング
など、人や家庭によって様々なようです。
では、年越し蕎麦を食べるタイミングは、いつが正しいのでしょうか。
色々と調べましたが、
年越し蕎麦を食べるタイミングには厳密な決まりは存在しない
ようです。
ただ年越し蕎麦は、込められた意味として、年を越してから食べると新年の運気を断ち切ってしまい縁起が悪いものとされているので、大晦日に食べるのが無難です。
地域によっては、年が明けてから食べるという風習が伝わるところもあるので、一概にダメとは言い切れませんが。
蕎麦は温かいものか冷たいものか
年越しに温かい蕎麦を食べるのが良いのか、冷たい蕎麦に食べるのが良いのかについては、特に決まっていません。
お好みで選んでください。
縁起の良い付け合わせ
年越し蕎麦の付け合わせにも、縁起が良いとされているものがあります。
海老天
海老は腰が曲がったようなフォルムをしていることから、「長寿」を意味しています。
油揚げ
油揚げは、商売繁盛の神様であるお稲荷さんのシンボルですので、金運向上によさそうです。
ネギ
薬味のネギは、「労ぐ(ねぐ)」と読み替えることができます。
一年の労をネギらいましょう。
終わりに
以上年越し蕎麦について書いてきました。
毎年何気なく食べてきた年越し蕎麦にこんなに歴史や込められた意味があったんですね。
年越し蕎麦に対する向き合い方が変わったような気がした(変わってない)まなぴでした。